― 茨城県からお越しいただいた一台。通常の基準では落とせないシミを“本物のケミカル”で徹底除去 ―
今回ご紹介するのは、
スバル レヴォーグ(ブルー)にダイヤモンドキーパーメンテナンスを施工した事例です。
レヴォーグといえば、スバルが誇るツーリングワゴンの代表格。
力強い顔つき、スポーティな走り、そしてスバル特有の“硬質で美しい塗装”が魅力の1台です。
そして今回のレヴォーグは、
なんと 茨城県から当店までお越しいただいたお客様の大切な車両でした。
茨城から新潟十日町。
決して気軽に来られる距離ではありません。
それでも当店を選んでくださった、その期待に応えるべく、
今回は通常のキーパー基準では落ちないシミを
当店独自のケミカル によってしっかりリセットさせていただきました。

■ スバルブルーは“美しいのに、誤魔化しが効かない”
スバルのブルー系、特にWRブルーや青系パールは、
車好きなら一度は魅了されるほど美しい色です。
しかしその美しさの裏側には、
とんでもないシビアさ があります。
- 雨ジミが浮きやすい
- ウォータースポットが目立つ
- 下地処理の出来がすぐ分かる
- コーティングの定着差がすぐ表面に現れる
- 洗車キズが光の角度で一気に見える
まさに “正直な色” と言えます。
今回のレヴォーグも例外ではなく、
通常のキーパー基準では落としきれない種類のシミ が複数確認されました。
スバルの青は、
ただの色ではなく“光で魅せる色”なので、
- シミが残っていれば艶が曇り
- ウロコが残れば映り込みが濁り
- 薄いミネラル膜でも反射が濁る
というように、ちょっとした違いで仕上がりが大きく変わってしまいます。
だからこそ、今回は
「キーパー基準では落とせません」
で終わるのではなく、
当店が本当に自信を持って使っているケミカルで根本からリセット
させていただきました。

■ 通常のキーパーでは落ちないシミ──なぜ当店では落とせるのか?
キーパーのマニュアル上では、
落とせない・落とさない種類のシミがあります。
理由はシンプルで、
- 店舗の設備差
- 研磨技術の差
- ケミカルの知識差
- 作業時間の制限
- コーティング環境の違い
これらを全体的に考慮した上で、
“全国どこでも均一に提供するための基準”
になっているからです。
しかし当店は、
その均一基準を「最低ライン」として捉えていません。
- 専用の施工ブース
- 高演色のヘキサゴンLED
- 全国で学び続けてきた研磨技術
- 研究を重ねて選び抜いたケミカル
- 時短ではなく“仕上がり優先”の長時間施工
これらが揃っているからこそ、
キーパー基準で「落とせない」とされるレベルのシミであっても、
安全に、確実に、塗装を削らずに落とすことができます。
実際に今回のレヴォーグでも、
ボンネット・ルーフ・サイドにあった固着気味のシミが
しっかりと除去でき、
透明感のある素の塗装面を取り戻すことができました。
■ メンテナンスとは“整え直す作業”であり、コーティングを“育てる作業”
ダイヤモンドキーパーのメンテナンスは、
ただの洗車ではありません。
- ガラス層の上にできたミネラル汚れを除去
- 表面の汚れ・油膜をリセット
- 艶のムラを均一化
- 被膜を生き返らせる
- コーティング寿命を延ばす
これらを正しく行うことで、
ダイヤモンドキーパー本来の良さが復活し、
施工直後よりも“整った艶”に進化することさえあります。
今回のレヴォーグも、
ケミカル除去 → 仕上げ → 膜の再形成
を丁寧に行ったことで、
- 塗装本来の透明感
- ブルーの深み
- 面の張り
- 映り込みの鋭さ
これらすべてが見違えるほど改善しました。
特に、
ヘキサゴンライトが天井に映り込んだ瞬間、
“線が歪まずに流れる艶” が戻ったことは、
職人としてもとても気持ちの良い仕上がりでした。

■ 茨城県からのご来店。その期待に応える施工を。
茨城県から十日町市までの距離は、
決して近くありません。
高速を使っても時間がかかり、
生活圏から大きく離れた場所まで、
わざわざ施工のために来ていただく。
その事実に対して、
毎回 “ありがたい” という言葉では足りないほどの気持ちになります。
お客様いわく、
「他で断られたシミも落としてくれる」
「仕上がりに対するこだわりが違う」
「時間をかけて丁寧にしてくれる」
という理由で当店を選んでくださったそうです。
距離を越えて選んでいただくということは、
技術者として本当に大きな責任です。
だからこそ、
今回のレヴォーグも
“来て良かった”
“遠くても任せたい”
そう思っていただけるように、
一つひとつの工程を妥協せず施工させていただきました。
■ 施工後のレヴォーグは、まさに“青の完成形”
今回の仕上がりは、
レヴォーグの青という色が持つ
「透明感 × 深み × スポーティさ」
がすべて噛み合った“完成した艶”でした。
- 青の中に黒の影が宿り
- 影の中に透明感があり
- 塗装が立体的に見え
- 曲面の反射が滑らか
- ライトの映り込みが途切れない
この状態は、
ただ洗っただけ、ただ拭いたただけでは絶対に到達できません。
「美しい青を見たときに感じる高揚感」
それがそのまま艶に現れる。
そんな仕上がりになりました。

■ 最後に
今回のスバル レヴォーグの施工は、
“技術者としてのやりがい”が詰まった一台でした。
- 通常では落とせないシミの除去
- 丁寧なメンテナンス
- コーティングの復活
- 茨城県からのご来店
- スバルブルー特有の美しい艶
すべてにおいて、
やらせていただいてよかったと思える施工でした。
これからまた一年、
レヴォーグの青がどんな表情へ育っていくのか──
次回のメンテナンスで再び拝見できる日を楽しみにしています。

