皆さん、こんにちは。
今日は店舗の日常から少し離れた特別なご報告です。
先日「全国キーパー技術コンテスト」の 新潟県チャンピオン決定戦 に出場してきました。
年に一度のこの大きな大会は、私たち施工スタッフにとって技術を磨く舞台であると同時に、自分自身の成長を確認できる特別な機会です。
参加人数と新潟県のレベルの高さ
今年の新潟県大会には、なんと約100名もの施工スタッフが参加しました。
その中から決勝戦へ進むことができたのは39名。
この数字だけを見ても「厳しい戦いだったんだな」と感じていただけると思います。
実は新潟県は、全国的に見てもレベルの高さで有名です。
「新潟で勝てれば全国でも戦える」と言われるほど、施工技術の精度や細やかさが求められるのがこの地域の特徴。
他県からも「新潟は本当に強い」と囁かれることが多いのです。
そんな中で決勝戦に残ることができるのは大変光栄であり、自分たちの日々の取り組みが認められた証でもあります。

競技車両はトヨタ・ヤリス🚗
今回の競技車両はトヨタのヤリス。
街中でもよく見かける人気車種ですが、実際にコンテストの舞台で向き合うと「知っている車」のはずが全く違う存在に見えてきます。
普段の施工ではお客様との会話や背景も含めて「その車らしさ」を意識します。
しかしコンテストでは純粋に「技術だけ」で評価されます。
だからこそ普段以上に細部への集中力が必要になります。
小さなボディながらも丸みを帯びたデザイン、ラインの切り替えが多いのがヤリスの特徴です。
光の反射を利用して傷を見極めたり、施工のムラを防いだりするのは一筋縄ではいきません。
こうした形状だからこそ「施工者の差」がハッキリと出る車両だったと感じます。

歴代チャンピオンとの出会い
今回の大会で特別にうれしかったのは、歴代チャンピオンの方々と一緒に記念撮影をできたことです。
昨年の新潟県チャンピオン、波田野選手。
一昨年の新潟県チャンピオン、南雲選手。
このお二人は、新潟県の技術者の中でもひときわ輝きを放つ存在です。
普段から学ばせていただく機会もありますが、こうして同じ大会に出場し、並んで写真を撮れるというのはとても光栄なことでした📸
会場の熱気の中で肩を並べると、技術だけでなく「施工に向かう姿勢」そのものが刺激になります。
「自分もこの方々に負けないように」と強く心に刻みました。
決勝戦の空気感
会場は張りつめた空気でいっぱいでした。
施工に入る前の一瞬の静けさ、照明に照らされたヤリスのボディ。
スタッフの視線が一斉に集中し、緊張感が高まる瞬間です。
普段の現場ではリラックスしてお客様と会話しながら作業を進めます。
しかしこの舞台では一切の雑念を排除して「施工だけ」に全神経を注ぎ込みます。
タイムも限られているので、どこでスピードを上げ、どこで丁寧に手をかけるか。
その判断力が結果を左右します。
頭で考えるというより、体に染みついた習慣と経験が勝負を決めるのです。

遠方の店舗でも認知される存在に
当店は新潟市から離れた土地にあります。
都市部に比べると決してアクセスが良い場所ではありません。
それでも毎年のようにコンテストの決勝戦に出場してきた実績、そしてキーパー選手権 新潟県二年連続優勝という結果があることで、遠方の店舗スタッフさんからも「十日町店といえば…」と名前を覚えていただけるようになりました。
これは本当にありがたいことです。
県内のさまざまな店舗のスタッフさんから声をかけてもらえるのは、大会に出場してきたからこそ得られたつながりだと思います。
大会を通じて感じたこと
今回の出場を通して改めて強く感じたのは「学び続ける姿勢の大切さ」です。
どれだけ実績を積んでも、大会に出れば必ず課題が見つかります。
「もっと早くできたはず」「あの部分は仕上げを工夫できた」
そうした気づきの一つひとつが、日常の施工に直結していきます。
また、大会に出場することで「自分の技術がどこまで通用するか」を客観的に測ることができます。
日常の現場だけでは気づかない、自分のクセや弱点を知ることができるのも大きな収穫です。
技術だけじゃない「誇り」
技術コンテストは、もちろん施工の技術を競う場です。
ですが私にとっては、それ以上に「誇り」を再確認する場でもあります。
普段お客様に施工しているとき、私たちは常に「どうすればもっと喜んでもらえるか」を考えています。
その気持ちを持ち続けることが、結果的に技術向上にもつながっていると感じます。
大会で戦っている最中も、頭のどこかで「この仕上がりをもしお客様に見せられたら誇れるか?」と問いかけていました。
その答えを胸に、最後まで集中することができました。
写真とともに
最後に、今回の出場を記念して撮影した写真をご紹介します📸


こうした記録は、技術だけでなく「人とのつながり」や「挑戦する姿勢」を残す大切な証です。
来年もまたこの舞台に立ち、さらに成長した姿を見せられるよう努力していきます。
おわりに
「全国キーパー技術コンテスト 新潟県チャンピオン決定戦」。
この大会に出場することは、私たちにとって技術を磨く最大のチャンスであり、仲間との交流の場でもあります。
結果だけがすべてではなく、挑戦する過程そのものに大きな意味がある。
今回の経験でそれを改めて実感しました。
これからも一つひとつの施工を大切にし、また来年も胸を張って挑戦できるよう精進していきます。
