国際オートアフターマーケット2026 〜全国・世界の現場とつながる時間〜

メニュー

〜全国の現場と、同じ言語でつながる一日〜

本日は、東京ビッグサイトで開催中の国際オートアフターマーケット2026へ。
オートサロンのように「見せる」イベントというより、ここは完全に現場の人が現場の話をする場所でした。
このイベントは業界関係者のみ参加可能なイベントです。

会場の空気は、派手さよりも実務。
設備、素材、ケミカル、施工の考え方、流通、教育。
「きれいに見える」より先に、安定して再現できるかが話題の中心にある。
僕はこういう場所が好きです。

ちなみに今回は、キーパーの出店はありませんでした
それが悪いという話ではなくて、むしろ逆で、
このイベントが“特定の枠”に寄り過ぎず、業界全体の座標を確認できる場になっている証拠だと思いました。

新潟の店が、東京の会場で“通じる”ということ

僕は新潟県十日町という雪国で、日々車と向き合っています。
場所だけ見れば、東京からは遠い。

でも今日、会場を歩いていて強く感じたのは、
距離が遠いかどうかより、同じ言語で話せるかどうかなんだな、ということでした。

「仕上がりが良かったです」ではなく、

  • どういう前提条件で
  • どこを見て判断して
  • 自分のゴールがどこで
  • 品質に対しての想いはどうなのか

そこをちゃんと話せると、地域は関係なくなる。
その感覚が、今日いちばんの収穫でした。

神風コレクションさんと話して、背筋を伸ばす

会場でお会いできた中で、特に刺激をもらったのが神風コレクション(KAMIKAZE COLLECTION)さん。
神風コレクションは、株式会社KCインターナショナルとして、ディテイリング製品の開発・販売を行いっている企業様

ここで僕が感じたのは、製品の良し悪しより先に、
「どういう哲学で作っているか」が、言葉の端々に出るということ。

プロの世界って、正直、情報は溢れてます。

でも、最後に人が信頼するのは、
“上手い説明”じゃなくて、ブレない姿勢なんだと思います。

神風コレクションさんと話して、
「僕も、もっと静かに厳しくなろう」
そんなふうに思いました。
テンションが上がる刺激じゃなくて、呼吸が深くなるタイプの刺激でした。

スチールワンさん × BLASK、そして“まさかの場所”に真中さん

もうひとつ大きかったのが、スチールワンさんのブースでの時間。
スチールワンさんは、韓国のBLASK社と契約し、日本正規代理店としてブランドを引き継いだという公式発表があります。

ここ、僕がすごく好きだったのは、「売る」より前に、現場でどう使われるかをちゃんと見ている空気です。
代理店って、やり方によっては距離ができる。
でも、今日の会話は逆で現場側の目線が強かった。

そして、そのスチールワンさんのところに、なぜか——
まなっちガレージのCEO、真中さんがいらっしゃいました。

こういう偶然が起きるのが、このイベントの面白さ。
“名刺交換会”みたいな薄い話じゃなく、自然な流れで、技術や現場、店づくりの話になる。

僕が感じたのは、
有名かどうかではなく、話の内容が現実的かどうか
現実的で、なおかつ丁寧。
だから、言葉が軽くない。

たぶん、企業の方が「この人、悪い人じゃないな」って思う瞬間って、
お世辞じゃなくて、相手の仕事の前提を尊重しているときなんですよね。
今日の時間は、まさにそれでした。


“全国の人とつながっている”を、ちゃんと形にする

“全国の人とつながっている”を、ちゃんと形にする

今回、実際にお会いさせていただいたコーティングメーカーさんや専門店様とは、
表面的な情報交換ではなく、かなり踏み込んだ話をさせていただきました。

例えば、実際の施工価格の話。
この業界では車の状態や環境によって金額が大きく変わるため、
あえて具体的な数字を表に出さないお店も少なくありません。

それでも今回、
「うちはこのくらいでやっているよ」
「この条件ならこの価格帯になる」

と、隠すことなく教えてくださる場面がありました。

価格というのは、単なる数字ではありません。
その店の覚悟であり、
その地域で積み重ねてきた信頼の証でもあります。

それを共有していただけたことは、
僕にとってとても大きな出来事でした。

遠い地域の店同士でも、
同じ目線で話ができる。
腹を割った話ができる。

それは、単に仲が良いという話ではなく、
仕事をきちんと見てもらえているということだと思っています。

言葉にされたわけではありませんが、
「お前の頑張りは見ているぞ!一緒に頑張ろうな!」
そんなメッセージを受け取った気がしました。

だからこそ、軽い気持ちでは受け取れません。

信頼を預けてもらえた以上、
自分の仕事の質を、
さらに一段上げなければいけない。

全国の人とつながるというのは知り合いが増えることではなく、
基準を共有できる相手が増えることなのだと、改めて感じました。

そして同時に、こうも思いました。

価格を隠さず話してくれた方々の姿勢に触れて、
僕自身も、より誠実でありたいと。

コーティングの価格は、確かに一律ではありません。
車の状態、使用環境、求める仕上がりによって変わります。
だからこそ難しい。

でも、難しいからといって曖昧にするのではなく、
なぜこの価格になるのか。
どこまでやるからこの金額なのか。

そこをきちんと説明できる店でありたい。

安さで選ばれるよりも、
納得で選ばれる店でいたい。

今回の時間は全国の現場とつながれたという喜び以上に、自分の立ち位置をもう一段引き締める出来事でした。

遠く離れていても、同じ基準で仕事をしている仲間がいる。

そう思えることが、
これからの自分の仕事の強さになる気がしています。

最後に

今日、会場でお会いした皆さま、本当にありがとうございました。
僕はたぶん、器用なタイプじゃありません。
でも、ひとつだけは自信があります。

現場を軽く扱わないこと。
そして、相手の仕事を軽く扱わないこと。

店の場所は新潟でも、
仕事の基準は“全国”で持っていたい。
いや、できれば“世界”の空気も含めて。

お客様へ。
もし、あなたが「どこに頼めばいいか分からない」と迷っているなら、
僕は、派手な言葉よりも先に——
ちゃんと現場で磨いてきた言葉で、あなたの車を見ます。

また会場で、また現場で。
静かに、積み重ねていきます。

メニュー