東京オートサロン2026 ビジネスデイに参加してきました

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― 招待制の空間で見た、業界の現在地と自分自身の立ち位置 ―

先日、東京オートサロン2026 ビジネスデイに参加してきました。

ビジネスデイは、一般公開日とは異なり、
招待された関係者のみが入場できる特別な日です。
一般開放よりも早い段階で会場に入ることができ、
出展内容・展示車両・ブースの意図を、落ち着いた空気の中で確認できます。

誰でも参加できるイベントではなく、
「誰がこの場に立つか」がはっきりしている空間
それが、東京オートサロンのビジネスデイです。

特に重要なのは、すべての企業が自由に招待を出しているわけではない、という点です。

たとえばキーパー技研は、ビジネスデイにおいて特定個人への招待を基本的に行いません。

つまり、
「キーパー技研のブースを目的として、誰かの招待でビジネスデイに入る」
ということは、原則としてありません。

そのような背景がある中で、今回私がビジネスデイに参加できたのは
神風コレクション さんにご招待をいただいたからです。

これは、当店としても、私個人としても、
非常に意味のある出来事でした


神風コレクションさんのブース

― 磨きの思想が、そのまま形になった空間 ―

神風コレクションさんのブースに展示されていたのは、
磨き抜かれた ポルシェ962C

レーシングカーという、
本来「走るため」に存在する車両を、
美として成立させるという挑戦。

実車を前にすると、
「艶がある」「きれい」という言葉では足りません。

・面の張り
・光の流れ
・反射の安定感
・エッジ処理
・削りすぎていない安心感

どこを見ても、
塗装を理解したうえで磨かれていることがはっきり分かります。

磨きは、
ただ技術があれば成立するものではありません。

  • 塗装を読む力
  • 削らない判断
  • 仕上げで止める勇気

それらすべてが揃って、
初めてこのレベルに到達します。

個人的に感じたのは、
研磨・コーティング・考え方のすべてが、私が目指している方向と重なっている
ということ。

これは本当に喜ばしいことでした。
同時に、
「ここに名前を知られている以上、今以上に気が抜けないな」
と、自然と背筋が伸びる思いにもなりました。

なお、
神風コレクションさんのCEOである
森田さんにも当店を認知していただいていることを知り、
これは率直に、とても嬉しい出来事でした。


KYOTO DETAILさんのブース

― 初出店とは思えない“攻めた立ち振る舞い” ―

今回、もう一つ強く印象に残ったのが
KYOTO DETAIL さんのブースです。

KYOTO DETAILさんは、
今回が 東京オートサロン初出店
普通であれば、緊張感が前面に出てもおかしくありません。

しかし、実際にブースを訪れてみると、
その印象は良い意味で裏切られました。

なんと、
無料で背負えるリュックを来場者に配布していたのです。

その結果、会場内では
そのリュックを背負って歩いている方を、本当にたくさん見かけました。

・配布物として実用性が高い
・ロゴが自然に目に入る
・会場全体が広告になる

この戦略は、正直
「さすがだな」の一言でした。

派手な説明や大きな声はなくとも、
行動そのものが強い印象を残す。
非常にクレバーなブランディングだと感じました。


「知っている者同士」として、直接話したくて訪れたブース

当店でも、
KYOTO DETAILさんのコンパウンドを実際に使用しています。

SNS上では交流があり、
お互いの仕事や考え方も、ある程度は知っている関係。

だからこそ、
「せっかくなら直接話をしたい」
そう思って、今回ブースを訪れました。

実際に話してみて感じたのは、
オンラインで感じていた印象と、何一つズレがないということ。

・仕事に対する姿勢
・仕上がりへの基準
・無理に大きく見せない誠実さ

初出店でありながら、
それを感じさせない落ち着いた立ち振る舞いは、
本当に見事でした。


キーパー店であり、ディテーリング屋であるという立ち位置

当店はキーパー施工店です。これは事実であります。

しかし同時に、当店は研磨・下地処理・考え方まで含めたディテーリング屋
でありたいと考えています。

  • 新車研磨を当たり前に行う
  • 下地が整っていない施工はしない
  • 時短より完成度
  • 理由のない工程は入れない

今回のビジネスデイで見た神風コレクションさんKYOTO DETAILさんの姿勢は、
その考え方が間違っていないことを、静かに証明していました。


最後に

東京オートサロン2026 ビジネスデイは、
刺激と同時に、
自分自身の立ち位置を再確認できる一日でした。

・招待制という特別な空間
・業界内での認知
・目指すべき完成形

それらを、
実車と人を通して確認できたことは、
何よりの収穫です。

知られている以上、
今まで以上に手を抜けない。
だからこそ、
これからも一台一台、
誠実に、逃げずに向き合っていきます。

今回得た学びは、
必ず現場に持ち帰り、
お客様の仕上がりとして還元します。

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